歩くだけで効率よく脂肪が燃焼できる方法がある?
本当でしょうか?
本当なんです!
9/21付東京スポーツの記事にそれがありました。
日本体育協会公認スポーツ医の平塚共済病院整形外科の三木英之部長が登場。
こうコメントされています
「脂肪を燃焼するには、歩行やジョギング、水泳などの有酸素運動を行うことで強化される『遅筋』という筋肉が役立ちます。持久力を伴う運動をすれば、遅筋は増えますが、運動不足の人が急に行うと体のトラブルに見舞われがちです。日常生活の中で歩き方を工夫することから始めましょう」
メタボリックシンドロームの人のダイエットでは、1日トータルで30分〜1時間歩くのが目安になります。
しかし、ただ歩くだけでは筋力アップは難しいです。
「筋肉は一定の負荷をかけないと強化されません。毎日同じ動きをしても、筋肉はそれ以上増えないのです。筋力を高める場合には、最大筋力の60%以上の負荷をかける必要があるのです。効果的な運動の負荷は最大筋力の約70〜80%です」(三木部長)
最大筋力というのは、例えばバーベルを持ち上げる時に1回目は成功、2回目は疲労困憊で失敗する負荷量を表します。
「最大筋力近くで運動しているとすぐにオーバーワークになり、慢性疲労となって逆効果です。最大筋力の約70〜80%の運動によっても、筋肉の細胞は破壊されますが、再生する時に筋肉が強くなります」(三木部長)
筋肉痛は、筋肉細胞が破壊された証しだそうです。
では歩行の場合は、筋肉の負荷の目安をどのように考えればいいのでしょうか。
「普段歩くときよりも、歩幅を広くしてスピードを上げてください。歩いたときに『ちょっときついな』と思う程度が目安になります」と三木部長。
帰宅時に駅から自宅まで歩くときには、
・背筋を伸ばして歩幅を広くし、かかとから足の裏をつけるようにする
・「ちょっときつい」と思うくらいのスピードで歩く
・時計で自宅までに掛かった時間を計り、翌日には5〜10秒縮める努力をする
こうすることで、自然に筋肉は強化され、有効に体脂肪を燃焼させることができます。
「注意していただきたいのは、無理をしすぎないことです。一度決めた事を毎日必ず行う人は、体調が悪くても取り組もうとしますが、体を崩しては元のもくあみでしょう。ご自身にあったペースで続けてください。」(三木部長)
歩きながら筋肉に少し負荷をかけ、少しずつ筋肉を強化するのがポイントのようです。
長期間の継続で、脂肪の燃やしやすい筋肉ははぐくまれていきます。
食べすぎを避けつつ、効率的に筋肉を増やす歩き方でダイエットに励んで欲しい、とこの記事では結ばれています。
歩くことは男性の場合加齢臭予防にも役立つようです。
クロスウォーカー、おなかウォーカー
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